東京国際映画祭の「東京オリンピック」上映後に登場した(左から)三宅義行会長、三宅宏実選手、吉田沙保里選手、羽根田卓也選手=東京・西麻布のEXシアター六本木
「記憶に残るすばらしいオリンピックに」「日本にとっての歴史的瞬間を盛り上げたい」。第29回東京国際映画祭で2日、52年前の記録映画「東京オリンピック(デジタル修復版)」が特別上映され、トークイベントに駆けつけたオリンピアンが4年後の東京五輪への意気込みを語った。
特集:東京国際映画祭
「東京オリンピック」は、1964年に開催された東京五輪で当時の観客たちの目に映った感動をおさめた市川崑総監督による記録映画。第18回カンヌ国際映画祭では市川総監督が国際批評家賞を受賞するなど世界的にも評価された。
上映終了後、女子レスリングの吉田沙保里選手、日本ウエイトリフティング協会の三宅義行会長、その娘でリオ五輪重量挙げ銅メダルに輝いた三宅宏実選手、カヌー競技で日本史上初のメダルを獲得した羽根田卓也選手が登場。吉田選手はこれまで獲得したアテネ、北京、ロンドン、リオ五輪大会のメダルを披露し、「だんだん大きくなっているので、東京はたぶん1キロぐらいですね」と笑いを誘った。
三宅会長は「1964年は東京…