引退会見に臨む広島の黒田=上田幸一撮影
――背番号「15」が永久欠番になりました
「満足できる野球人生だった」広島・黒田投手が引退会見
一番最初に聞いたときに、鳥肌がたちました。北別府さんをはじめ、カープのOB諸先輩方にはたくさん素晴らしい選手がいるので、恐縮する気持ち。僕個人というより、みなさんの背番号かなとは思っています。今シーズン戦ってきた仲間の力も当然あるので、背番号15を見たときに、今年のリーグ優勝を思い出してくれれば、僕はすごく幸せだと思います。
――20年間応援してくれたファンにメッセージを
日本でも米国でもたくさんの人に応援してもらえて、また最後にカープファンの前で投げることができて、優勝も経験させてもらった。本当にみなさんのおかげ。本当にすばらしい野球人生と最後の1年になったと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。
――野球人生で一番大きな決断はいつでしたか
一番最初のFA権を取ったときですかね。広島に残るか、アメリカに行くときの決断が一番僕の中では大きかったなと思いますね。
――どういう投手でありたいと思ってやってきましたか
プロに入って初登板が完投勝利だった。歴代の監督さんはじめ、先発すれば最後まで投げきるという使い方をしてもらえたので、自然とそういう投手にならないといけないという気持ちがあった。やっぱり最後は先発完投できなくなったということに対して、どこかで区切りをつけないといけないのかな、という気持ちになった。
――最後の1球は日本ハムの大谷選手となりました
最後に投げた球が彼だったとい…