関学大のDL三笠大輔
アメリカンフットボールの関西学生リーグは第6節を終え、19、20日の最終節を残すだけとなった。ここまで2連覇を狙う立命大と関学大が6戦全勝で並んでトップ。20日の全勝対決で優勝が決まる。
関学には、初めて経験する頂上決戦に気持ちを高ぶらせる2年生がいる。第5節の関大戦からスターター(先発)の座をつかんだDL(守備ライン)の三笠大輔(追手門学院)だ。「春からずっと、秋の立命戦にスターターで出るのを目指してやってきました。立命のOL(オフェンスライン)は大きくてスピードもあるけど、しっかり動いてQBにプレッシャーをかけられるようにしたいです」
6日の京大戦にも、三笠は特別な思いを持って臨んでいた。追手門学院高での3年間で、京大の監督を勇退したばかりの水野弥一さん(76)=現立教大シニアアドバイザー=から、みっちりと当たりを教わった。水野さんは自ら金属を加工してつくった「スレッドマシン」を高校に持ち込み、三笠たちに当たりの練習を繰り返させた。
水野さんに一から当たりの技術…