釜玉うどんと越前そばを食べ比べる人たち=坂井市丸岡町霞町
越前おろしそばと釜玉うどんの人気を競う「全麺対決」が、福井県坂井市丸岡町霞町の一筆啓上茶屋前で開かれた。用意した300杯を先に売り切った方が勝ちというルールで、9月18日に香川県丸亀市で開かれた対決の再戦。前回は、越前おろしそばが開始45分で売り切り、勝っていた。
越前おろしそば×釜玉うどん 「全麺対決」9月に開催
秋晴れの下、朝から食券を求めて並ぶ人の列ができ、開始を10分早めて午前9時50分から食券を売り出した。今回は、開始32分で釜玉うどんが300杯を売り切り、前回のリベンジを果たした。坂井市内から訪れた会社員の竹内達彦さん(31)は両方を食べ比べ、「うどんの食感がいつも食べているそばとは全然違って、モチモチとしている。こしもあっておいしい。僕の中では、うどんの勝ちです」と話した。釜玉うどんが売り切れた時、越前そばは202杯とかなりの差が開いていた。
勝った丸亀市の観光親善大使を務める板谷里佳子さん(29)は「両市の交流になるので、毎年こういう対決が続いてほしい」と話した。丸岡城周辺では20日まで「丸岡城紅葉まつり」が開かれ、13日も釜玉うどんや丸亀名物の骨付き鳥の販売、ごぼう汁の振る舞いがあった。(小川詩織)