奈良県野迫川村でクマと格闘した男性が別の日に村内で撮影したクマ=10月12日、男性提供 人の集落近くに現れるクマが増えている。鉢合わせした人が襲われてけがをするケースも目立ち、7日朝にも兵庫県養父市で男性がかまれてけがを負った。冬眠に備えたクマが、栄養を蓄えようとする時期。今秋はエサのドングリが少ないことが原因のようだ。 特集:クマ出没 「助けてくれ。やられた」。約60世帯が暮らす静かな山あいの集落で男性の悲鳴が響いた。兵庫県西部、宍粟市一宮町で男性(60)がクマに襲われた。 警察や近所の人らの話によると、男性は10月17日午前6時すぎ、新聞を取りに行こうと自宅から坂を下った先にある集落の集合ポストに向かって歩いていた。現れたのは体長約1・7メートルのクマ。後ずさりして側溝につまずき、尻もちをつくと飛びかかってきた。蹴って反撃したが、頭をかまれるなどして重傷を負った。 駆けつけた近所の男性(60)は3メートルほど先のクマと目が合ったという。怖くて足が動かなかったが、大声を上げるとクマは離れていった。「まさかここで人が襲われるとは」 県によると、県内でクマによるけが人が出たのは5年ぶり。宍粟市でのクマの目撃や痕跡の情報は昨年度、16件だったのに、今年度は10月末までに100件。11月7日朝にも、養父市別宮の林道で、近くに住む男性(70)がクマに襲われ、顔や腕にけがをした。県警によると、体長1・2メートルほどのクマが突然現れ、かまれるなどした。男性の命に別条はないという。 県は同15日から、20年ぶりにクマの狩猟を解禁する。県内の目撃情報がここ数年、増加傾向にあることなどのためで、捕獲頭数を最大140頭としている。 兵庫、岡山、鳥取県にまたがる東中国地域に生息するツキノワグマは、環境省のレッドデータブックで「絶滅の恐れのある地域個体群」に指定されている。岡山県でも北東部を中心にクマの出没情報が相次いでおり、県によると4月から10月中旬までに120件以上。すでに昨年度(年間)の87件を大幅に上回っている。捕獲されたクマも昨年度(年間)の5頭から5倍の25頭に増えた。(森直由、島脇健史、松尾俊二) |
「まさかここで」クマとの遭遇急増 襲われ、ケガも
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
モフモフの「クマの手」でコーヒーを渡すカフェが新店舗をオープン 上海
大学入試控えた生徒を応援!クマの着ぐるみで登場した高3クラス担任
「まさかこんな…」ロケット打ち上げ失敗、歓声は悲鳴に
ぽっちゃり「クマヤキ」大人気 売上3千万円、家も建つ
「子どもたちは未来を築く」かこさん、最後まで平和願い
子どもの審美眼に学び、未知の世界へ… かこさとしさん
夜間にジョギング中、性被害… 体験基づくマンガに共感
「恐らくまた出る」 南スーダン日報、止まらぬ「発見」
ボルトン新大統領補佐官、本人も驚き「今日発表とは…」
米大統領、マクマスター氏解任へ 後任は北朝鮮強硬派
対北朝鮮「非核化前進まで圧力最大化」米大統領補佐官
米マクマスター大統領補佐官、「来月にも辞任」と報道
四国のツキノワグマ、保全へ本腰 九州は絶滅…苦い歴史
くまモン、海外解禁で地元困惑 大口の取引キャンセルも
秋田のクマ、推定生息数の6割捕殺 「前代未聞」懸念も
くまモン、朝日新聞社に出没 「大くまモン展」開くモン
リカコとルナ、昨日のライバルは… 競泳代表が高地トレ
クマ被害多発、ご注意を 住宅街を徘徊、スキー客かむ…
頻繁に木登り・朽ち木ほじる… クマ目線の動画撮影成功
政権に批判的なラジオ局のキャスター、襲われる ロシア
91歳かこさとしさん、衆院選に注目「市民の力あるか」
くまモン応援 Bリーグオールスター戦、熊本で復興支援
見たかコイの新打線 安部が逆転サヨナラ弾、V2接近だ
ショコラティエをお手伝いだモン! くまモンのパリ案内
セザンヌの故郷で交流だモン! くまモンのフランス出張