民進党の長島昭久元防衛副大臣らが24日、国会内で、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を推進する議員連盟の設立総会を開き、自民と日本維新の会両党が求めるカジノ解禁法案の審議入りを民進執行部に促すことを確認した。執行部は審議入りに否定的だ。
議連会長になった長島氏は「一日も早く審議入りすべきだ」とあいさつ。松野頼久元官房副長官が幹事長になるなど約40人が名を連ねるが、総会は13人が出席した。9月の代表選で蓮舫氏と戦った前原誠司元外相のほか、顧問に前原氏支持だった松原仁元国家公安委員長、副会長は代表選で玉木雄一郎氏支持だった藤末健三氏が就き、参加議員からは「反執行部の集まりと見られかねない」との声があがる。党執行部は、「慌てて議論するテーマではない。(IRに)疑問を持つ人もたくさんいる」(野田佳彦幹事長)と審議入りには否定的だ。