韓国最大野党「共に民主党」の禹相虎(ウサンホ)院内代表は24日、朴槿恵(パククネ)大統領に対する弾劾(だんがい)訴追案について「早ければ12月2日、遅くとも9日に本会議で採決されるようにする」と述べた。大統領の弾劾訴追には憲法の規定で国会議員300人のうち、200人以上の賛成が必要。与党セヌリ党の対応が焦点だ。
特集:朴槿恵大統領
(社説)韓国の混乱 大統領は捜査に協力を
野党3党は朴氏の支援者、チェ・スンシル被告らの起訴内容などを分析し、弾劾訴追案を検討している。来週にも国会に提出するとみられている。
野党3党(165人)と無所属議員(7人)の計172人は弾劾訴追案に賛成する見通しだ。200人以上を確保するには、与党128人のうち、少なくとも28人以上の賛成が必要だ。
与党で朴氏と距離を置く「非朴系」32人は弾劾手続きの推進に同意。非朴系のリーダー格、金武星(キムムソン)前代表も弾劾の「先頭に立つ」と表明した。与党は分裂含みの展開になっている。
調査機関「リアルメーター」が…