リクルートホールディングスは9日、同社のアニメ情報サイト「アニプラ」に掲載していた記事の一部で著作権侵害があったとして、同サイトなど4サイトを非公開にした。同日までにサイバーエージェントが2サイトの記事の一部を非公開にしたほか、KDDIも子会社が運営する1サイトの記事約1万5千本を非公開にした。
リクルートによると、アニプラ掲載の1092本の一部記事でアニメの画像が無許可で使われていた。娯楽情報を扱う他の3サイトでも権利侵害の疑いがあることがわかり、非公開にして調査を始めた。KDDIの子会社は9日、情報サイト「ナナピ」の記事の約1割にあたる1万5千本の掲載をやめた。医療や健康にかかわる内容という。
サイバーエージェントは8日、登録ライターらが書いた「スポットライト」「バイエス」の記事計約10万件を非公開にした。2月末までに問題がないかを確認する。当面は編集部で書いた記事や、編集部による内容確認が済んだ記事を掲載する。また、著作権侵害の疑いがあった場合には編集部の判断で削除できるようにした。(藤崎麻里)