大商学園高の2組の双子「ダブルツインズ」。左2人が常田姉妹、右2人が林姉妹=大阪府豊中市
高校女子サッカーの日本一を決める第25回全日本選手権大会が30日、兵庫県三木市の三木総合防災公園などで開幕する。9大会連続出場の大商学園(関西第2)には、先発11人に双子2組が名を連ねる。3年生のMF常田麻友(まゆ、18)、DF菜那(なな、18)と2年生のDF林かおる(17)、MFみのり(17)。部員44人を率いる岡久奨(おかひさしょう)監督(30)は「4人とも、誰もが認める主力」と信頼して“ダブルツインズ”をピッチに送り込む。
常田姉妹は二卵性双生児。小学3年からサッカーを始め、同じ道を歩んできた。「休みも一緒にいすぎて変な感じ」と話すほどの仲良しだが、高校では明暗が分かれた。1、2年は麻友だけが国体に選ばれ、3年は菜那だけが18歳以下日本代表に入った。比較されることに嫌気がさした時期もあったが、今は「高め合えるのは良いこと」と口をそろえる。主に菜那が右サイドハーフ、麻友が右サイドバックで、縦関係に並ぶ。「意外と合わない」と笑うが、「お互いカバーできれば」と目を合わせる。
林姉妹は愛知県出身。中学まで…