新潟県糸魚川市の大規模火災について、内閣府は30日、地震などの自然災害の被害が条件となる「被災者生活再建支援法」の適用対象にすると発表した。強風による大規模火災での適用は初めて。住宅1世帯に対して最大300万円の支援金が支給される見通しだ。
特集:糸魚川大火
新潟県と糸魚川市も30日、同法に上乗せする形で独自の支援を決め、全焼の場合は1世帯に最大100万円、半焼の場合は最大50万円を支給する。支援金は最大400万円になる。
内閣府によると、同法は市町村単位で10世帯以上の全壊被害をもたらした自然災害などが対象。今回は強風による延焼が被害を拡大させたと判断し、自然災害の「風害」とみなすことにした。この判断を受けて、新潟県が適用を決めた。
同法の支援金の財源は都道府県…