日本将棋連盟は19日、東京都渋谷区の将棋会館で臨時の理事会を開き、谷川浩司会長(54)と島朗(あきら)常務理事(53)の辞任を承認した。2月6日に開催される臨時の棋士総会で新たな理事2人を選び、その後開かれる理事会での理事の互選によって新会長が決まる。
谷川会長と島常務理事は、将棋ソフトによる不正行為を疑われた三浦弘行九段(42)を出場停止処分にするなどした一連の対応を主導した。三浦九段に不正の証拠がないと判断された後も職にとどまったことに対し、棋士の一部から批判が上がっていた。谷川会長は18日の記者会見で辞任の意向を表明していた。