全豪オープン4回戦でフェデラーと戦った錦織=AFP時事
テニスの全豪オープン男子シングルスは、35歳のロジャー・フェデラー(スイス)が30歳のラファエル・ナダル(スペイン)をフルセットで破り、7年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた。
特集:錦織圭に関するトピックス
今季を占う4大大会初戦は、波乱の大会になった。第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2回戦で敗れ、第1シードのアンディ・マリー(英)は4回戦敗退。第1、第2シードが8強に進めなかったのは、15年ぶりだ。
第5シードの錦織圭(日清食品)は「2強」が敗れた最大のチャンスを生かせなかった。4回戦でフェデラーに競り負け、3年連続の8強入りを逃した。完璧な立ち上がりだっただけに、序盤の勢いを保てなかったのが悔やまれる。錦織に足りない要素を問われたマイケル・チャン・コーチは「序盤のテニスを1試合続ける集中力」と言い、「相手に隙を与えないこと。コートではしたたかになれ」と付け加えた。
大会を制したフェデラーは錦織…