LS北見戦でストーンを放つ北海道銀行の小笠原(中央)と、近江谷(左)、吉村
カーリングの日本選手権は3日、平昌五輪の日本代表争いを兼ねて長野・軽井沢アイスパークで第5日があり、上位4チームによる決勝トーナメント(T)進出を争う男女1次リーグで、女子ではLS北見が北海道銀行に7―5で競り勝ち、8戦全勝での1位通過を決めた。2位は中部電力(7勝1敗)、3位は北海道銀行(6勝2敗)、4位は富士急(5勝3敗)。男子では5連覇を狙うSC軽井沢クと札幌が7勝1敗で並び、2日の直接対決で勝った札幌が1位通過となった。3位はチーム荻原、4位はチーム北見。
男女とも日本は平昌五輪出場が有力で、昨年大会で優勝したLS北見、SC軽井沢クが連覇すればそのまま日本代表となる。別のチームが優勝すれば、9月の代表決定戦で決める。
■北海道銀行、五輪崖っぷち
ソルトレーク、トリノ、ソチ五輪に出場した小笠原率いる北海道銀行が、崖っぷちに追い込まれた。LS北見に負け、1次リーグ3位通過。変則トーナメント方式の決勝Tで1敗でもすれば、平昌五輪出場権を逃すことになった。
相手のミスに救われ、第5エンドまでに3点差を追いついた。だが、「チャンスを受け渡してしまった」と小笠原。最後の第10エンドを有利な後攻で迎えるために、あえて無得点を狙った第7エンド。小笠原の最終投がわずかに円に入ってしまい、1得点。以降は窮屈な展開を強いられ、逆転への勢いがしぼんだ。
小笠原は「もっとできるはず。(仲間に)しっかりして欲しいし、自分もしっかりしないといけない」。4度目の五輪への道は、3連勝しかない。