東京マラソンで6大会制覇に挑む野田明子さん(福岡ニコニコ走ろう会提供)
世界の大都市マラソン6大会からなる「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」をすべて完走すると「シックス・スター・フィニッシャー」として表彰される。世界で約1300人が達成しているが、26日の東京マラソンでは約80人の日本人が新たに挑む。
福岡県のカルチャー教室講師、野田明子さん(60)は、6年かけて、ニューヨーク、ベルリン、シカゴ、ボストン、ロンドンのレースを夫の朗(あきら)さん(60)と完走してきた。走り始めたのは53歳と遅いが、週に5日練習し、日本の年齢別ランク20位台の3時間46分という熱心なランナーだ。
国内での初レースは6時間35分だったが、その後はホノルル、ニューヨークと挑戦した。それまでは海外にほとんど行ったことがなかったが、マラソンと美術館巡りのセットを満喫し、年に1度の楽しみになった。「これから始めたい人に、こんな人でも大丈夫と伝えたい」
東京都のフリーライターの根津…