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「闇に妹が葬られる」 拉致被害者との再会信じて20年

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妹・増元るみ子さんの写真を手にする平野フミ子さん=熊本県八代市、日吉健吾撮影


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「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が1997年3月に結成され、25日で20年になった。娘や息子、きょうだいの帰りを待つ家族らが手を結び、早期の救出を訴えてきた。しかし解決の兆しは見えないまま、歳月ばかりが過ぎる。被害者の親には亡くなる人もおり、存命でも80~90代に。焦りや疲れが積み重なる。


横田めぐみさん両親の活動映像化 拉致被害訴え全国行脚


増元るみ子さん(拉致当時24)の姉平野フミ子さん(67)は4人きょうだいの一番上。1978年、一家は鹿児島市内で暮らしていた。


るみ子さんが失踪したのは8月12日。数日前、市川修一さん(同23)の名を挙げ、「一緒に夕日を見に行くのよ」と言った。ところが夜が更けても、帰ってこない。14日には鹿児島県吹上町(今の日置市)の海岸で車やサンダルが見つかり本格的な捜索が始まった。


フミ子さんはストレスから大分県別府市の病院に入院。そこで夫(62)と出会い、拉致から約10年後に結婚、娘を1人授かった。


家庭は安泰だったが、拉致問題では政府に期待し、落胆する日々が続いた。家族会が結成され、父正一さんらが参加。2002年9月17日、小泉純一郎首相(当時)が訪朝し、新潟や福井で拉致された蓮池薫さん(59)や地村保志さん(61)ら5人は生存が伝えられたが、同じ78年に拉致されたるみ子さんと修一さんについては「亡くなっていました」と告げられた。


蓮池さんら5人は翌月15日に帰国。正一さんは「北朝鮮はうそばっかりじゃ」と娘の無事を信じ続け、2日後に79歳で息を引き取った。病室のテレビに映る帰国者の姿は「伝わらなかったと思います」。


あれから15年。熊本県八代市内で、電気工事業の夫と義母(86)の3人で暮らす。夫の仕事を手伝い、鹿児島にいる母信子さん(89)を慰めようと数年前に大正琴を習い始めた。


るみ子さんの話はほとんどしないが、署名活動にはたびたび参加する。「妹たちは暗い闇の中に葬り去られるのか」。不安は年々膨らんでいく。


ただ、何度も心が折れそうになったフミ子さんを支えるものがある。「妹が帰ってきたら面倒みなければっていう『張り』ですよね。それがあるから何とか生活できるんです」


■「私たちの世代で解決を」


「家族会結成20年なんて関係ないですよ。毎年、毎日、家族は闘ってきた」。市川修一さんの兄健一さん(71)=鹿児島県鹿屋市=は無念さをにじませる。


健一さんは78年7月、父の平さんらと市内でスーパーを開店。オープンセールの手伝いに、鹿児島市で働いていた修一さんも駆けつけた。「レジを打ったり、車のないお客さんの送り迎えをしたり、一生懸命働いてくれました」。しかし約1カ月後、増元るみ子さんとともに突然姿を消した。


健一さんは07年、約30年続けたスーパーをたたんだ。08年11月に母トミさんが91歳で亡くなった。「修一と再会できるよう100歳、いや110歳まで生きる」と話した平さんも14年8月、99歳で亡くなった。


今は妻龍子さん(71)と愛犬と暮らす。3人の子や3人の孫に拉致の話をすることはない。「私たちが一生懸命、講演や署名活動をしていることは知っているでしょう。それに拉致問題はなんとしても私たちの世代で解決しないといけない問題ですから」


健一さんは毎朝4時半に起きて新聞を配る。7時過ぎには帰り、庭の手入れをして、晩酌を楽しむ。07年に家を新築し、修一さんの部屋を設けた。前の家から持ってきた修一さんの辞典やサイホン、コーヒーカップなどを置き、弟を迎え入れる準備は整っている。(小田健司、野崎智也、周防原孝司)



〈北朝鮮による拉致問題〉 1970~80年代、日本人失踪事件が相次いだ。警察の捜査や87年の大韓航空機爆破事件実行犯として逮捕された金賢姫(キムヒョンヒ)元死刑囚らの供述から、北朝鮮の工作機関で日本語教育係などとして利用するため日本人が拉致された疑いが浮上。97年2月に横田めぐみさん拉致疑惑が報道と国会質問で表面化し、翌月25日に「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が結成された。北朝鮮は2002年9月の日朝首脳会談で初めて拉致を認め、謝罪。翌月に被害者5人が帰国したが、それ以外は「死亡」や「未入国」と主張。日本政府は帰国した5人を含め、17人を拉致被害者と認定している。



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