教員の忙しさを解消しようと業務の見直しを進めている愛知県教育委員会は27日、公立の中学・高校での部活動の休養日について基準を決めた。4月から、中学校は平日を含めた週2日、高校は週1日(土日のいずれか)の休みを「必須」とし、事実上義務化した。
県教委がまとめた「教員の多忙化解消プラン」によると、大会参加などで土日に部活動をする場合、学校側には代替休養日を確保することも求めている。県教委は2017年度に部活動指導の実態を調べ、18年度に「部活動指導ガイドライン」を策定。その後も休養日の基準については見直しを検討するという。
県教委が公立小中学校・高校・特別支援学校の教員を対象とした15年度の調査では、1カ月の残業が80時間を超えた教員の割合が中学校で4割近くと最も多く、2割が100時間を超えていた。また、県立高校と特別支援学校では、月80時間以上の残業をした教員の従事時間の内訳をみると、4割以上が部活動を指導していた。
このため県教委は、残業を減ら…