結核の学校内での伝播や流行を減らすために、中国国家衛生健康委員会はこのほど、「中国学校結核防止ガイド」を発表した。北京日報が報じた。
近年、中国の結核は減少傾向にあるものの、人口基数が大きいため状況は依然として深刻で、結核高負担国となっている。学校は、たくさんの学生が集まる場所で、結核感染者が発生すると、集団感染が起きやすい。
肺結核感染者を早期に発見する最も重要な手段は「健康診断」だ。ガイドは、各級、各類の学校に対して、「新入生の健康診断や教職員の定期健診に結核の検査を含め、その結果をそれぞれのカルテに保存するように」と指示している。原則的には、新入生は入学前に、最もおそくても入学後1ヶ月以内に健康診断を行わなければならないとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月7日