記者発表会では、秀島敏行市長(中央)も体操を披露した。右は宇都宮直高さん(佐賀市提供)
「だいでん、よかね? ラジオ体操第一、一緒にすっぽー!」(皆さん、いいですか? ラジオ体操第一、一緒にやりましょう!)――。
体操の動画はこちらから(佐賀市ホームページ)
佐賀市が公開した佐賀弁による「ラジオ体操第一」の動画が人気を集めている。自治体の公式としては県内初の試み。市の担当者は「佐賀弁に楽しく触れてほしい」と話す。
動画は約3分40秒で、佐賀女子高校の新体操部員3人がラジオ体操第一を実演。ナレーションは全編、主に佐賀市内で使われる佐賀弁だ。
数を数えるくだりでは「七(しち)」を「ひち」と発音。「腕ば前さい、くぅ上げてから、がばいふとぉ、しぇのびの運動」(腕を前に、ぐっと上げてから、大きく背伸びの運動)、「そいぎ、腕ばごいごいごいで回さんば」(腕をぐるぐると回しましょう)、「足ば横さいひっとだかして」(足を横に開いて)、「ごちゃばそいくいかえらしぇんば」(体を反らせます)などと動作を説明している。標準語で書かれた字幕も流れる。
市シティプロモーション室などが昨秋企画。「市のPRの一環として、地域固有の文化である佐賀弁を知らせたい」と考え、近年全国でブームとなっている、各地の方言を使った「ご当地ラジオ体操」に目を付けた。
「ラジオ体操第一」の権利を持…