(29日、選抜高校野球 大阪桐蔭4―2東海大福岡)
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東海大福岡の安田は敗れた後でも、晴れ晴れとした表情だった。「自分のリズムで投げきれた」
右横手からの直球は125キロ前後。球威はなくても、スライダーとシンカーをうまく散らして粘った。94球、4失点で完投した。
2回戦では早稲田実を破り、この日は強打の大阪桐蔭と接戦を演じた。チームを初の4強入りに導くことはできなかったが、「野球はスピードやパワーだけじゃない。自分の投球をすれば全国の強豪に通用することがわかった」。1人で3試合を投げ抜き、確かな自信を得た。
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●遠藤(東) 八回に2点二塁打。「(早稲田実に続いて)強豪と対戦し、いい経験になった。自分たちは挑戦者。泥臭い野球で夏に戻ってきたい」
●杉山監督(東) 「安田はよく投げたが、打線が重圧をかけられなかった。七回の三盗やヒットエンドランは予想できず、百戦錬磨の強さを感じた」