次期塾長に選出された長谷山彰氏
慶応義塾は20日、新しい塾長に長谷山彰常任理事(64)を選んだ。任期は5月28日から4年間。会見で、「伝統を守りながら、時代に適した教育や研究を強化していきたい」と述べた。
長谷山氏は慶大を卒業し、慶大大学院で法学博士を取得した。1997年に慶大文学部教授に就任し、文学部長を経て、2009年6月から現職。塾長選挙では2位の得票だったが、臨時評議員会で塾長に選ばれた。
塾長としては、研究資金の自己資金比率を高め、教育・研究機能を備えた本格的な博物館の整備も目指すという。