オープニングレセプションでのライブ=大阪市北区堂山町
多くのファンに惜しまれて2007年に閉館した大阪・梅田のライブハウス「バナナホール」が、10年ぶりに復活した。先月30日のオープニングレセプションには音楽関係者ら約230人が来場。以前の熱気を知る仲間が再結集した。
■若手バンド「憧れの場所」
レセプションで演奏したのは、ロックバンド「オセロケッツ」のボーカル森山公一さん(43)。赤、緑、黄色のライトに照らされ、3曲を披露した。
1997年にメジャーデビューし、翌年に初のワンマンライブをバナナホールで開いた森山さんは「憧れの場所で目標だった。バナナに出られたら一人前。初めてのステージは、すごくテンションが上がった」。新ホールについても「すてきな空間で演奏しやすい。また立ちたい」と話した。
旧ホールの南東約170メートルにできた新ホールのメインフロア(約140平方メートル)には木製の大きな樽(たる)が三つ置かれている。旧ホールをほうふつとさせるバナナホール名物だ。代表の高木健至さん(67)は樽をさすり、「ようやく復活できた。これからがスタート。出演者も見に来た人もワクワクできる場にしたい」と目を細めた。
旧ホールは81年12月にオー…