最近の北朝鮮の弾道ミサイル発射と関連する主な動き
北朝鮮は、米空母カールビンソン率いる打撃群の圧倒的な戦力や、経済的なつながりが大きい中国の忠告を前にして、米中両国を本気で怒らせる可能性がある6度目の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射に踏み切っていない。
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一方で、北朝鮮は米国に対して「米空母をくず鉄の中に放り込む」(24日の職業総同盟報道官談話)といった挑発的な姿勢を続けており、今回は圧力に屈しない姿を示すための発射とみられる。
今回のミサイルは高度71キロで爆発したとの見方がある。ただ、短距離のスカッドでも同約150キロまで上昇するため、「高度が中途半端で、エンジンや航行データを収集してわざと爆破したとは思えない」(軍事関係筋)と指摘される。飛距離を短くしようと意図的に高く打ち上げる軌道も取っていない。
落下段階になる前では、技術的にミサイルの種類を分析することは難しいが、今回は、中短距離の弾道ミサイルを試射し、技術的な問題で失敗したとの見方が強い。
北朝鮮は15日の軍事パレードで新型とみられる弾道ミサイルを公開した。日米韓は「北朝鮮が対艦弾道ミサイルを開発中」との未確認情報も得ている。だが、日米韓を威嚇するために偽装した情報の可能性もある。
沿岸から1千キロ以上離れて航…