小学生との指導対局に臨む藤井聡太四段(左)=愛知県岡崎市
将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(14)=愛知県瀬戸市=が6日、同県岡崎市で開かれた子ども将棋教室の講師に招かれた。デビューからの公式戦連勝記録を「16」に伸ばしている藤井四段は、多面指しで小学生との指導対局に臨んだ。
7日に岡崎市内である将棋まつりのプレイベント。教室には昨年の約1・5倍の89人が集まった。
「僕をきっかけに将棋に興味を持ってくれたらうれしい」と藤井四段。5歳で将棋を始めた岡崎市の小学2年、金沢美希さん(7)は「(藤井四段が)『強いね』と言ってくれてうれしかった。将来は棋士になりたい」。
連勝記録で注目を集める藤井四段は、大型連休中も忙しい日々を送っている。1日は東京、4日は大阪で公式戦。7日は岡崎市の将棋まつりで公開対局がある。小学生を相手にしたこの日は「自分が将棋を始めたころのことを思い出し、リラックスできた」と笑顔を見せた。(滝沢隆史)