第1クオーター、甲南大のQB井原(中央右)のランを京大LB秦がタックル
アメリカンフットボールの関西学生大会が27日、神戸・王子スタジアムで始まった。この日は昨秋のリーグ戦下位4校が登場。まずは甲南大(昨季5位)―京大(同)の対戦。同率5位だが、昨秋は終盤の大逆転で甲南大が勝っている。
甲南が鮮やかな先取点を挙げた。第1クオーター(Q)、この日最初の攻撃は自陣26ヤードから。1プレー目はランの動きから、QB井原隆太郎(4年、市西宮)がパス。京大の最後尾を守るDB陣はランに反応してしまい、中央奥へ走ったWR洪計太朗(4年、大阪学芸)がフリー。パスを受けた洪が、難なくエンドゾーンまで駆け抜けてタッチダウン(TD)。ここ数年、京大が抱えるパス守備の弱みを突いた策が決まって7点を奪った。
京大はこの日、エースQB田中大輔(4年、関西大倉)を温存し、控えの山本拓磨(4年、大教大池田)を初めて先発させた。失点してすぐの攻撃で、山本は苦手のパスを2度決めてゴール前へ。最後はRB佐藤航生(3年、藤島)が4ヤードを持ち込むTDで同点。さらに7点ずつを加え、14―14で折り返した。
後半は攻守ともに京大がライン…