再稼働した関西電力の高浜原発3号機(左)=5月17日、福井県高浜町、朝日新聞社ヘリから
関西電力は6日午後2時、高浜原発3号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)を再稼働した。高浜3号機が動くのは2016年3月以来、約1年3カ月ぶり。東京電力福島第一原発の事故後にできた新規制基準下で運転する原発は、九州電力川内1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方3号機(愛媛県)、関電の高浜4号機と合わせて5基となる。
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高浜3号機は、大津地裁が昨年3月に出した運転差し止めの仮処分決定で停止した。今年3月、大阪高裁がこの決定を取り消し、動かせるようになった。関電は、今月9日ごろに発電機と送電線をつないで電気を送り始め、7月上旬にも営業運転に入る予定だ。
高浜4号機は5月に再稼働し、今月中旬にも営業運転に入る。関電は3号機が営業運転に入れば、電気料金を値下げする方針だ。