学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐる文書の管理が不適切だったとして、松野博一文部科学相は4日、戸谷(とだに)一夫・事務次官ら幹部3人に口頭で厳重注意をした。文科省は「共有すべきでない個人メモがフォルダーやメールで共有され、外部に流出したため」と説明するが、どの文書の扱いが処分対象となったかは明示していない。
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ほかに厳重注意されたのは小松親次郎・文科審議官と常盤豊・高等教育局長。いずれも監督責任を問われた。文書を作成した専門教育課などの担当者は「法令違反をしたわけではない」として対象にしなかった。
管理が不適切とされたのは、国家戦略特区での獣医学部新設をめぐる一連の文書。文科省人事課は「共有すべきでない個人のメモを共有した。トータルとして適切でない面があった」と理由を説明するが、文書のどれが個人メモにあたるかについては、「お答えできない」と取材に答えた。
加計学園の問題をめぐっては、文科省が内閣府から「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと言われたと記した文書が明らかになっている。
「10/21萩生田副長官ご発…