北朝鮮、弾道ミサイル試射「成功」と発表 「火星12」——贯通日本资讯频道
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北朝鮮、弾道ミサイル試射「成功」と発表 「火星12」

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平壌で29日に行われた、中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練。朝鮮中央通信が30日に配信した=朝鮮通信


北朝鮮による29日のミサイル発射で、朝鮮中央通信は30日朝、新型の中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」(射程4500~5千キロ)の試射に成功し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が現地指導したと発表した。正恩氏は、今後、太平洋上へ向けた弾道ミサイル試射を多く行うよう指示した。


特集:北朝鮮のミサイル発射


同通信によれば、平壌での弾道ミサイルの試射は初めて。31日までの予定で韓国各地で展開中の米韓演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」への「対応武力示威の一環」としている。


正恩氏は試射について「太平洋上での軍事作戦の第一歩。侵略の前哨基地であるグアム島を牽制(けんせい)する意味深い前奏曲となる」と述べ、米軍基地があるグアムへの攻撃を想定した演習だったことを示唆した。今後、太平洋を目標にした弾道ミサイル試射を多く行い、戦略兵器の戦力化を積極的に進めるよう指示。米韓合同軍事演習への対抗措置とし、更に米国の行動を見守る考えを示した。


また、正恩氏は「米国の態度を見守る」とした今月14日の発言に触れたうえで、「我々の警告に米国が好戦的な演習で応えた」と非難。「本日の訓練は、米国と手先の軍事演習に対する断固たる対応措置の序幕」と語った。「米国とは言葉で相手にせず、行動で見せるべきだ。米国の言動を引き続き注視し、それに応じて今後の行動を決心する」とも語った。


同通信によると、今回発射した火星12は、北海道の渡島半島と襟裳岬上空を通過し、北太平洋上の目標水域に正確に到達。「訓練は周辺諸国の安全に何の影響も与えなかった」としている。29日が日韓併合条約発効から107年だったとし、正恩氏が「日本が驚く大胆な作戦を決めた」と説明した。


火星12は北朝鮮から約3400キロ離れたグアムの米軍基地を攻撃するために開発された兵器とされる。今年3月に開発に成功した液体燃料使用の新型エンジンを使い、核弾頭の搭載も可能とみられている。北朝鮮が今年7月に2回、発射した「火星14」はさらに射程が長く、韓国の軍事専門家らによると1万キロを超えるともみられている。(ソウル=牧野愛博)


■北朝鮮ミサイル「火星12」「火星14」発射の経緯


5月14日 新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」を発射


7月4日 大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」を発射


28日 「火星14」を2度目の発射


8月10日 北朝鮮の朝鮮中央通信が「火星12」によるグアム島周辺への射撃計画を報じる


29日 「火星12」を発射。日本上空を通過し、太平洋に落下


※韓国の軍事専門家らによると、「火星12」は射程4500~5千キロ、「火星14」は射程1万キロ超ともされる。



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