CMには橋本マナミさん(右)と華村あすかさんを起用した=県選挙管理委員会提供
衆院選は10日公示される。前回2014年は県全体の投票率が6割を切り、戦後最低を記録。山形県選挙管理委員会はあの手この手で対策を練っている。
特集:2017衆院選
衆院選の投票率は09年は74・93%だったが、12年が64・86%、14年が59・15%と下がり続けている。
今回は18歳から投票できる初の衆院選で、県選管はキャッチコピーを「“今”が“未来”につながる。」と決定。県出身のタレント、橋本マナミさんと華村あすかさんを起用したテレビCMを10日から民放4局で流す。サッカーJ2モンテディオ山形のホーム戦(14日)でも大型スクリーンで映し、動画サイトYoutube(ユーチューブ)にも投稿してPRする。
また、山形東高校の2年生2人を「1日選挙管理高校生委員長」に任命し、選挙期間中に各陣営を回る。11日には街頭で投票を呼びかける啓発隊が出発。チラシは39万枚を準備し、県内全世帯に配る。
期日前投票は県内62カ所で受け付ける。
18歳以上の投票に対応するため、17、18日に山形大学小白川キャンパスのインフォメーションセンター、19~21日に米沢キャンパスのゲストハウスYUに設置される。酒田市の東北公益文科大学1階でも19、20日に置かれる。天童市は18~21日にイオンモール天童1階に、南陽市は19~21日にヤマザワ南陽店に置く。(前川浩之、井上潜)