超大型で勢力の強い台風21号の接近に伴い、千葉県内は22日、大雨や強風に見舞われた。女性1人がけがをしたほか、床下浸水や崖崩れが起きた。
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タイムライン:台風21号
県危機管理課の22日午後3時時点のまとめでは、千葉市稲毛区で屋外を歩いていた40代の女性が強風で転倒して頭や腰を打つけがをしたほか、いすみ市では飲食店1棟が床下浸水した。市原市、君津市、鋸南町の県道では計6カ所で崖が崩れ、一部が通行止めになった。
県内各地の自治体は水害などを警戒し、一部の住民に避難指示や勧告を出した。君津市中島では小糸川が氾濫(はんらん)危険水位を超え、市が午後3時に周辺の51世帯に避難指示を発令。市内の御腹(おはら)川も氾濫の可能性があるとして、13世帯に避難指示を出した。
このほか、午後9時半現在、市原市、木更津市、銚子市など11市2町が土砂崩れの危険性があるとして、一部地域の住民に避難勧告を出した。