






大リーグのワールドシリーズ(WS)は24日(日本時間25日)に開幕する。7度目の優勝を狙うナ・リーグ覇者のドジャースと、初の頂点をめざすア・リーグ覇者のアストロズの対決。23日は第1、2戦を行うドジャースの本拠ロサンゼルスで、練習と全選手による記者会見が行われた。
ドジャースのダルビッシュと前田にとっては、初のWSだ。第3戦の先発が決まっているダルビッシュは「正直、ヒューストン(アストロズ)とやりたかった」と今回の対戦を歓迎した。今夏にドジャースに移籍するまで、アストロズと同じア・リーグ西地区のレンジャーズでプレーしていたからだ。「しのぎを削ってきたというか、人間的にもいい選手が多かったのでいつも対戦していて楽しかった」
4年連続200安打をマークしたアルテューベら強打者が多く、「すごくピッチャーとしてはやりづらい。そこを楽しみたい」と、大リーグ6年目にして初めて臨む大舞台にも気負う様子はなかった。
■マエケン「素晴らしい経験」
プレーオフでは中継ぎとして活躍している前田は、「明日、試合が始まって緊張感が高まってくると思うけれど、いまはリラックスしている。初めての対戦なので、投げてみないと分からないのもあるけれど、とにかく自分のピッチングをできるように心がけていきたい」と話した。
広島時代は日本シリーズに進出することができなかったが、渡米2年目で最高峰の舞台にたどり着いた。「こうしてアメリカでワールドシリーズに出場できるのは選手としては素晴らしい経験だと思う。来る前はあまり想像できなかったけれど、この舞台に立てるというのは数少ないチャンス。一生懸命にチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。(上山浩也)