西日本選手権の女子SPで首位発進した坂本花織=4日、福岡市
フィギュアスケートの西日本選手権が4日、福岡市のアクシオン福岡であり、女子ショートプログラム(SP)で、今季シニアデビューし、来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪出場を目指している神戸野田高2年の坂本花織(シスメックス)が、67・58点で首位発進した。
フィギュア特集 Kiss and Cry
ジャンプの基礎点が1・1倍になる後半に3本を入れる構成で、3回転フリップ―3回転トーループを着氷、続く3回転ループ、2回転半もきれいに決めた。5日のフリーに向けて、「まだノーミスできていないので、そろそろしたい」と意気込んだ。
約2週間前に出場したグランプリ(GP)シリーズのロシア杯では総合5位だった。同じリンクで練習する親友の三原舞依(シスメックス)はGPシリーズ中国杯で戦っている。「三原選手が(中国杯に向け)本気で練習している姿を近くで見て、2週間後だから仕方ないという言い訳もできないと思って頑張りました」
中野園子コーチからは、西日本選手権、全兵庫選手権(18~19日)で200点を超えるように言われた。全兵庫はGPシリーズのスケートアメリカ(24~26日)直前の試合になるが、坂本は「出るんです。出発の2日前なんですけど。もうエントリーしちゃった」。ハードスケジュールで自らを追い込むつもりだ。(浅野有美)