フリマアプリを利用した現金販売の流れの例
フリーマーケットアプリ大手で、額面以上の価格で現金を販売し、法定利率の上限を超える利息を受け取ったとして、千葉、秋田、京都の3府県警は16日、それぞれ千葉県成田市の契約社員の男(33)、秋田市の無職の女(60)、奈良県安堵町の無職の女(40)、広島県呉市の電報配達業の男(57)を出資法違反(超高金利など)の容疑で逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
千葉、秋田両県警によると、成田市の男はフリマアプリで昨年8月~今年7月、福島、京都、兵庫、岐阜の4府県の男女4人に計10回、法定利率(年20%)の4・4~6・4倍の金利で現金計25万円を約31万円で販売した疑いがある。秋田市の女は昨年12月~今年7月、宮城、茨城、東京の3都県の男女3人に計9回、現金計21万5千円を約28万円で販売した疑いがある。京都府警によると、安堵町の女は昨年11月~今年4月、男女3人に計32万円分の紙幣を約40万円で、広島県呉市の男は昨年9月~今年5月、男女3人に計44万円の紙幣を約50万円で販売した疑いがある。
捜査関係者によると、現金が出品されていたのは、フリーマーケットのように、使わなくなった洋服などを売り買いできるスマートフォン向けアプリ「メルカリ」。クレジットカードのキャッシング(借金)枠を使い切った人が、携帯電話の決済やカードのショッピング枠で現金を購入しているとみられ、メルカリ社は4月下旬から現金の出品を禁止。現在は24時間態勢で監視し、現金の出品を見つけ次第、削除しているという。
同社の広報担当者は取材に「当…