高速道路のサービスエリア（ＳＡ）とパーキングエリア（ＰＡ）に、一般道とつながる駐車場が続々とできている。その数、今や全国で２４０カ所以上。高速道路を通らなくてもＳＡやＰＡの施設を利用できるようにして、増収につなげるのが狙いだ。

愛知県豊田市の東名高速下り線・上郷ＳＡ。商業施設の横に「ぷらっとパーク」と標識のある駐車場がある。１１月中旬の平日、軽乗用車で訪れた市内の女性（３５）は長女（５）とＳＡにある室内遊園地「ユーキッズ」（有料）へ。１時間ほど遊ばせ、コーヒー店に寄って帰るという。「遠くへ来たような気分になって気分転換になる。たまに利用しています」

中日本高速道路（名古屋市）は、ＳＡ・ＰＡに一般道から入れる駐車場の新設や増設を進めている。現在、１１７カ所。管内の全ＳＡ・ＰＡ１５７カ所の４分の３を占める。

上郷ＳＡの下り線では１１月に１３台分増設し、計２３台止められるようにした。上り線ＳＡでも７月、施設を新しくしたのに合わせ９台分から１９台分に増やした。

２０１６年２月までに新東名・…