関学大戦への意気込みを語る立命大WR近江=滋賀県草津市、大西史恭撮影
アメリカンフットボールの全日本大学選手権は12月3日、決勝・甲子園ボウルへ進む東日本と西日本の代表決定戦が大阪・万博記念競技場である。西日本の頂点をかけて対戦するのが立命大(関西1位)と関学大(同2位)。19日の関西学生リーグ最終戦で、立命大は21―7で快勝した。2年ぶりの甲子園ボウルを目指す立命大の米倉輝監督と主力選手らが29日、滋賀県草津市内で記者会見に臨んだ。
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「2回勝つことしか考えていない。1回勝っただけでは何も喜べない」。立命大の主将WR近江克仁(4年、立命館宇治)は言い切った。昨年の対戦では2度負けた。19日の試合でパス捕球に、ブロックに、と大活躍だったが、「関学さんは4クオーター(Q)にセカンド(控え選手)に落としていた。リーグ優勝を譲られた気がして、全然うれしくなかった。次が本番」。そう語る目には闘志がみなぎる。
その近江とホットラインを結ぶQB西山雄斗(4年、立命館宇治)は前回の対戦を冷静に見ていた。「修正しないといけないプレーはたくさんあった。勝つためにパスは不可欠。タッチダウン(TD)を4本はとりたい」。19日の試合で完全復帰したエースRB西村七斗(4年、大阪産大付)は12回ボールを持って112ヤードを稼ぎ、試合を決定づけるTDも決めた。それでも、「当たり負けする場面もあったし、判断ミスもあった」。4年になってエースの自覚が出てきたといい、「チームを勝たせることだけ。この前より走りたい」と意気込む。
攻撃以上に活躍したのが守備だ…