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津波被害の刃物店主、午前中はそば職人 すし屋で活躍中

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「鮨おがた」のランチで出る渡辺善彦さんの手打ちそば=宮城県気仙沼市、福留庸友撮影


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東日本大震災の被災地では、仮設の商店街が次々と閉鎖され、新しい商業施設に姿を変えている。移転に伴う費用が出せないなどの理由で廃業を余儀なくされる店も多いが、新たな活躍の場を見つけた人もいる。


宮城県気仙沼市の渡辺善彦さん(62)は、「新潟屋刃物店」3代目店主。家業のかたわら、半年前から知人のすし店でそばを打つ職人の顔も持つようになった。


朝9時すぎ、古民家を改装したすし屋の一室で、渡辺さんがそば粉をこねていた。手際よく棒で延ばして切り分け、1時間弱で1・5キロのそばを打った。


そば打ちは、20年以上前から続ける趣味だった。「そば粉から、めんつゆのしょうゆまで数え切れないほど試して、夜中に寝ている娘たちを起こしてまで食べさせていました」と妻の明美さん(58)は笑う。


震災前から、お歳暮がわりにそばを配ったり、小学校でそば打ちを体験する行事に呼ばれたりして、地元では知られた存在だった。「お金を出してでも食べたい」と年越し用の注文を受けるようになり、200食を作ったこともあった。


大震災の日。漁港近くの商店街にあった刃物店は津波にのまれた。9カ月後に仮設商店街「南町紫市場」で再開したが、今年4月末に商店街は閉鎖に。新しい商業施設は賃料などがかさむため、今は別のビルに間借りしている。昼過ぎまではそば職人だが午後は刃物店主の顔に戻る。「地元の料理人やスーパーなど刃研ぎの依頼はけっこうある。販売の方は全然だけど」と渡辺さんは笑う。


仮設商店街の閉鎖前、市内の老舗すし屋から独立する尾形正司さん(48)に「一緒にやりませんか」と誘われた。「渡辺さんの手打ちそばのファンだった。自分の店を出すなら、昼のメニューにのせて多くの人に食べてほしかった」と話す。


渡辺さんのそばは、尾形さんが6月に始めた「鮨おがた」のランチで食べられる。もりとかけの単品は700円(税抜き)。すしとのセットメニューもある。年末は年越しそばを販売する予定だ。


渡辺さんは「季節によってそば粉の状態は全く違うので、安定してうまく打つのは本当に難しい」と試行錯誤を続ける。「趣味と違いプレッシャーがありますが、お客さんの反応を、もっとうまいそば作りに生かしていきたい」と意欲を語った。(福留庸友)



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