「海が悪いわけではないし、海で育った私は海が嫌いになったりはしません」。高台移転した新居の近くから海を見つめる佐々木理紗子さん=釜石市鵜住居町の根浜海岸 釜石市の認定こども園で保育教諭として働く佐々木理紗子さん(24)は、震災で母純子さん(当時52)を失った。同市のJR鵜住居(うのすまい)駅前の自宅兼店舗で魚屋を営んでいた祖母(当時78)とともに母は津波にのまれた。11日、海辺の公園で献花した理紗子さんに、7年を経た母への思いを手紙の形でつづってもらった。 特集:120日後のフェス 震災の年のアラバキ 『お母さん。今年もまた3月11日が巡ってきました。 私は、念願だった仕事に就いて2年。今は年中組の担任で、わんぱく盛りのいたずらっ子たちをへとへとになるまで追いかける毎日です。昨年末からは高台に建てた家で父との2人暮らしも始まりました。料理好きの父は毎日のようにおいしいものを作ってくれて、私は気楽な一人娘のまま。 毎朝、通勤の車の中では大好きなロックバンド「フランプール」のCDをかけたり歌ったり……。一番好きな曲は「証(あかし)」。♪“またね”って言葉の儚(はかな)さ、叶(かな)わない約束/いくつ交わしても慣れない/なのに追憶の破片(かけら)を敷き詰めたノートに/君の居ないページは無い……。その歌詞はお母さんとの思い出に重なる。』 7年前のあの日、理紗子さんは大槌高校2年。吹奏楽部でフルートの練習中に大きな揺れに襲われた。土煙とともに、津波が街をのみ込むのが高校のある高台から見えた。 3日目の午後、父雄治さん(62)が迎えに来るまで、避難所になった体育館でカーテンや新聞紙にくるまり、友だちと震えながら過ごした。雄治さんからは、母も祖母も伯母も行方不明だと聞かされた。 『みんなきっとどこかに避難し… |
「好きな人できたよ」 保育教諭、亡き母への思い手紙に
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