乙訓―おかやま山陽 一回裏おかやま山陽2死三塁、井元は左越えに2点本塁打を放つ=池田良撮影
(28日、選抜高校野球 乙訓7―2おかやま山陽)
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おかやま山陽の4番・井元は一回2死三塁、先制の左越え本塁打を放ち、出だしは好調だった。
昨夏も4番だったが好機に打てず、無安打で初戦敗退。そこから体重を約6キロ増やし、長打力を磨いてきた。「去年と同じ思いはしたくない。打って、成長したところを見せたい」。高めの変化球を振り抜き、スタンドまで運んでみせた。
しかし、守備では四、七回に失策を喫し、試合は逆転負け。「エラーをしてしまい仲間に申し訳ない。守備が力不足だった。必ず克服して夏に戻ってきます」とリベンジを誓った。
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おかやま山陽の先発有本は苦しい投球に終始した。初出場だった昨夏の甲子園はベンチ入りしたが、出番なし。初登板に「絶対抑えようと思ったら力んで、全部の球の制球が甘くなった」。修正できないまま、六回に5安打を浴びて4失点し、降板。春夏通じての初勝利に導けず、「情けない投球で悔しい」とうつむいた。
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●堤監督(お) 「投手力が足りない。(4失点した)六回に必ず試合が動くと気をつけていたが、すぱっと代えられる2番手投手がいなかった」