理事会に臨む八角親方(左から2人目)ら=29日午後1時6分、東京・両国の国技館、関田航撮影
日本相撲協会は29日、東京・国技館で理事会を開き、春場所中に暴行問題を起こした十両・貴公俊、師匠の貴乃花親方らへの処分を話し合った。現在委員の貴乃花親方にはさらなる降格、貴公俊には夏場所期間中の出場停止を軸に検討され、約1時間半で終わった。
貴乃花親方「協会に多大な迷惑かけた」 年寄総会で謝罪
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理事候補選での落選を受けて28日に決まった職務分担で役員待遇委員から委員に降格した貴乃花親方。この日は貴公俊とともに理事会の場に呼ばれ、出席した。処分が言い渡されたとみられる。
28日に開かれた臨時年寄総会では、一連の貴乃花親方の言動に対し、解雇に相当する「委託業務契約解除」を求める声も出ていた。直後に開かれた記者会見で貴乃花親方は「これまでの私の行動によって協会の皆さんに多大なご迷惑をおかけした。理事会の処分を厳粛に受け止めます」と話していた。