自主練習で汗を流す吉田麻也(右から2人目)=千葉県
サッカーの日本代表DF吉田麻也が19日、千葉県内での自主練習後に取材に応じ、日本代表の西野朗監督について「(技術委員長として)チームに常に帯同し、今までのやり方も理解している。ベースの部分にいいスパイスを付け加えてくれると感じている」と語り、期待感をにじませた。
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ワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた日本代表合宿は21日から始まる。西野監督はこれまで技術委員長としてチームを見てきたが、実際に指導するのは初めてになる。「どんなふうに自分を成長させてくれるんだろうとか、どんなしんどい練習があるんだろうとか、いろんな不安と期待がある」と吉田。志向するサッカーも「合宿が始まらないと正直わからない」という。
ガ大阪やアトランタ五輪の日本代表監督の印象が強いが、「10年あればサッカーは大きく進化して全く違う形になるので、そこの印象を持つというのは非常に危険かなと思う。全くサラの状態で合宿に入るつもり」と語った。岡田武史氏以来の日本人監督には「ミーティングが短くなるかな」と笑わせた。
西野監督の初戦となる国際親善試合ガーナ戦(30日、日産スタジアム)を含めて、W杯前の試合は3試合しかない。「本当に時間が無いので、1試合も無駄には出来ない。ガーナ戦からしっかりいいパフォーマンスをして、いい形でみなさんに送ってもらえるようにしたい」と意気込んだ。(河野正樹)