24日の東京株式市場は、4営業日ぶりに値上がりした。日経平均株価の終値は前日より113円49銭(0・51%)高い2万2510円48銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は8・16ポイント(0・47%)高い1746・86。出来高は12億4千万株。
為替が円安にふれたことで、自動車や電機など輸出関連銘柄が買われた。中国・上海などアジア市場の株高も相場を支えた。ただ、来週から本格化する主要企業の2018年4~6月期の決算発表を控えた様子見も多く、取引は低調だった。
野村証券の沢田麻希氏は「円高が一服したが、米中貿易摩擦への懸念や主要企業の決算内容を見極めようとする動きも根強くあり、上値は重かった」と話した。(大和田武士)