第100回全国高校野球選手権記念大会の地方大会は25日、山形、茨城、群馬、東千葉、岐阜、三重、石川、福井、鳥取、佐賀、大分、鹿児島の12大会で決勝がある。
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地方大会の熱中症対策呼びかけ 朝日新聞社と日本高野連
茨城では、昨夏代表の土浦日大と2年ぶり17回目の出場を狙う常総学院が対戦。土浦日大は準々決勝で今春の選抜校、明秀日立のエース細川を攻略して勢いづく。一方の常総学院も右打者を並べる強打のチームで、点の取り合いになりそう。
岐阜では、昨夏の優勝校で5回目の出場を狙う大垣日大と、24年ぶり4回目の出場を目指す大垣商の顔合わせ。大垣日大は修行を軸に2点以内に抑える安定した戦いぶり。大垣商は切れ目のない打線でノーシードから勝ち上がった。
三重では、59年ぶり3回目の夏の甲子園を目指す松阪商と、春夏通じて初の甲子園を狙う白山が対戦。松阪商は4試合連続で8得点と打線が活発。白山は3回戦から3試合連続で1点差を制した。岩田、山本の投手陣がどこまで粘れるか。
石川では、選手権大会の開幕試合で始球式を務める松井秀喜さんの母校・星稜が2年ぶり19回目の出場をかけ、春夏通じて初出場を目指す金沢学院と戦う。星稜は投手陣が準決勝までの4試合で1点も取られていない抜群の安定感。金沢学院は3試合連続で延長を制した勝負強さを発揮したい。
佐賀では、2年ぶり6回目の出場を狙う唐津商と10年ぶり16回目の出場を目指す佐賀商が対戦。唐津商は3試合連続のコールド勝ちと打線が好調。佐賀商は2回戦から4試合連続完投している木村の投球に期待がかかる。
準決勝は静岡、京都、和歌山、山口、徳島、高知、西愛知、西兵庫、島根の9大会。愛知は昨夏優勝の中京大中京を破った至学館と強打の東邦がぶつかる。
選抜優勝校の大阪桐蔭は北大阪大会準々決勝で金光大阪と戦う。(坂名信行)