25日午後0時25分ごろ、東京都渋谷区恵比寿3丁目の雑居ビルの一室で高齢の女性2人が倒れていると、消防を通じて警視庁に通報があった。同庁によると2人に外傷はなく、その場で死亡が確認された。室内にエアコンは設置されていたが、作動していなかったという。渋谷署は2人はこの部屋の住人の80代の姉妹で、熱中症で亡くなった疑いがあるとみて調べている。
署によると、2人は寝室で仰向けで倒れていた。姉妹と別居している70代の弟が部屋を訪ねて2人を発見し、119番通報した。
また群馬県でも25日、みどり市の女性(98)が熱中症とみられる症状で死亡した。桐生市消防本部によると女性は25日午前8時ごろ、自宅で荒い呼吸をしていたのを家族が見つけて119番通報し、搬送先の病院で死亡が確認されたという。同県の安中市教育委員会は、熱中症になる恐れがあるとして、26日の「小学校水泳教室記録会」の中止を決めた。