北海道から東北、北陸の日本海側は29日朝から気温が上がり、最高気温が35度以上の猛暑日が各地で観測された。特に、新潟県上越市と三条市はともに39・5度となり、観測史上最高を更新した。
気象庁によると、台風12号などの影響で南から湿った空気が入り込み、山を越えて下る際に気温が上がるフェーン現象が起きたため、日本海側の気温が上がった。暑さは広い範囲にわたって、8月上旬まで続く見通しという。
気象庁のまとめでは、29日午後5時までに全国927の観測地点のうち、北海道中頓別町や秋田県五城目町を含む全国77地点で35度以上となった。また、埼玉県熊谷市で34・1度、東京都練馬区で33・4度を記録するなど計512地点で30度以上の真夏日となった。