第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)のプロアマ一斉対局が29日、東京と大阪の将棋会館で始まった。午前の対局では、アマ選手1人が勝率7割を超すプロを破る快挙を果たした。
朝日杯は持ち時間各40分で、使い切ると1手1分未満で指す早指し戦。プロアマ戦は1次予選の1回戦に当たる。
大阪市の関西将棋会館では、知花(ちばな)賢アマ(31)が大橋貴洸(たかひろ)四段(25)に110手で勝利した。一昨年、藤井聡太七段(16)と同時にプロ入りした大橋四段は、通算勝率が7割を超える有望株。知花さんは、棋士養成機関「奨励会」に在籍した経験があり、当時は大橋四段と同じ所司和晴七段(56)の門下だった。
プロとの公式戦で白星をあげている横山大樹・朝日アマ名人(28)は井出隼平(じゅんぺい)四段(27)に敗れた。午後2時からも5局が指される。棋譜は中継サイト(
http://live.shogi.or.jp/asahi/
)で見られる。