第100回全国高校野球選手権記念大会に出場する金足農(秋田)は1日、「甲子園見学」をした。選手たちは15分間、ダッシュや送球フォームを繰り返し、グラウンドの感触を確かめた。
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限られた時間の中、選手たちはそれぞれの守備位置につくと、正座して右腕を上げて絶叫する、恒例の「声出し」で気合を入れた。そしてボールやバットを使わずに動きを確認し、時折笑顔をみせた。
斎藤璃玖選手(3年)は「こまち(スタジアム)より観客席の位置が低い。打球が観客とかぶる」。中堅手の大友朝陽(あさひ)選手は(同)「芝がきれいなので、イレギュラー(バウンド)はなさそう」と話した。
打席に立った菅原天空選手(同)は「センター方向が広く感じた。絶対打つという気持ちがさらに強まった」と意気込んだ。
2日は午前に練習をして、夕方から組み合わせ抽選会に臨む。今夏の記念大会には例年より多い56校が出場する。開幕が5日と早いため、「甲子園練習」は行われない。(神野勇人)