サッカーJリーグ1部(J1)のサンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎が11日夜、エディオンスタジアム広島で対戦。原爆で多くの命が奪われた広島と長崎を本拠とするクラブが、8月に顔を合わせるのは初めてで、スポーツができる平和に感謝しようと、「ピースマッチ」と銘打った。試合前には、それぞれの「原爆の日」にちなみ、広島の先発選手は背番号「86」、長崎は「89」の特別ユニホームを着て黙禱(もくとう)した。
今季、長崎がJ1初昇格し、両クラブがJリーグに8月の対戦を要望して実現した。広島の青山敏弘主将(32)は「改めて平和を考える、いいきっかけにしたい」と話していた。