真備町の夜に明かりを 復興への道照らす「土曜夜市」——贯通日本资讯频道
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真備町の夜に明かりを 復興への道照らす「土曜夜市」

7月の西日本豪雨で多くの住宅が浸水し、51人が犠牲となった岡山県倉敷市真備(まび)町地区。今も夜に電気がついている家はわずかで、屋外は真っ暗なままだ。しかし、真備町箭田(やた)のコーヒーハウス「ごじとま」の駐車場は、土曜日の夜になると明かりがともされ、子どもたちが音楽や屋台を楽しむ場になっている。


豪雨の2週間後から開かれている「土曜夜市」。倉敷市笹沖でリフォーム業を営みながらバンド活動をする大川真澄さん(53)が企画した。


被災地のために今できること…西日本豪雨支援通信


西日本豪雨、列島各地の被害状況は


土曜午後6~9時、飲食店と協力し、ジュースやとん平焼きを住民らに無償で提供したり、大川さんが仲間たちとオリジナルの楽曲を演奏したり。楽しげな声や香りに誘われ、参加者が増えてきた。


「みんなで歌いましょう」。今月11日夜、大川さんが声をかけ、キーボードやギターの音が響いた。子どもや保護者らは手をたたき、肩を揺らした。


近くの自宅が浸水し、避難生活を続けている浦田尚佳さん(38)は、友人から「元気が出るライブがある」と聞き、子ども2人とこの日初めて夜市に訪れた。ライブでは坂本九さんの「上を向いて歩こう」が演奏され、浦田さんも飛び入りで打楽器をたたいた。「楽しい時間でした。子どもも喜んでくれてうれしい」。長男で小学3年の晃希(こうき)君(9)は「楽しかった。ふだんはこんな時間まで起きてない。歌を聴いて元気がでた」とはにかんだ。


大川さんは豪雨の後、被災した友人の家の片付けを手伝いに真備町地区へ。遊ぶのを我慢して過ごす子どもたちを見て、「楽しみを届けたい。真っ暗な真備の町に明かりをつけたい」と思ったという。


夜市には、顔まで水につかりながら避難し、「真備には絶対戻りたくない」と話していた小学5年の女児が訪れたこともある。「ライブを聞き、『また来たい』と言ってくれた」と大川さんは笑う。


ごじとまの店主・高本明英(はるひで)さん(65)は電気や水が復旧していない頃、大川さんから「駐車場を貸してほしい」と頼まれ、快諾した。「遊びにいけない子どもも多い。食べたり飲んだり、楽しめる場になっている」と見守る。


夜市は25日を一区切りとし、9月以降の開催は今後検討するという。大川さんは「悲しい夏で終わらせたくない。無邪気に喜んでくれるのが一番じゃ」と話した。(川嶋かえ)


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