爆笑ものまねで知られるコロッケが座長を務める特別公演が25日、大阪市天王寺区の新歌舞伎座で開幕する。第1部は喜劇仕立ての人情時代劇「水戸黄門VS和牛十兵衛」、第2部は「夏の紅白ものまね歌合戦」と題したオンステージの2本立て。「笑いの本場、大阪で認めていただけると全国どこでも通用すると思っている。『コロッケまだアホやな』と思っていただければ大成功です」とコロッケは語る。 第1部は好評だった昨年の「VS銭形平次」に続く第2弾。再演希望が多かったといい、今年も舞台化が実現した。「僕は石坂浩二さんが光圀公をされた時に少し出演させていただいたご縁でお許しがもらえた。ありがたい」 ストーリーは、おなじみの勧善懲悪物語のパロディー。格蔵(コロッケ)、助五郎(前田耕陽)、お竜(山田スミ子)ら偽物の黄門様一行に加えて、テレビシリーズに出演した野村将希も飛猿役で登場。「舞台の最後にだれが黄門様になるかもわからないどんでん返し」もあるという。 「水戸黄門は、時代劇で一番わかりやすい物語。セオリーはあるけど、コロッケの舞台だから許してもらえる崩し方があると思う。お客さんの期待を裏切らないハチャメチャな舞台にしたい」 9月9日まで。3千~1万1千円。大人と子供の2枚セット割引あり。新歌舞伎座予約センター(06・7730・2222)。(高宮正尚) |
誰が黄門様!? ハチャメチャ舞台も「コロッケだから」
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