落語家の桂千朝(せんちょう)が20日、大阪市中央区の大丸心斎橋劇場で独演会を開く。師匠・桂米朝の代表作をそろえ、「米朝師匠の雰囲気、空気を伝えられたら」と話す。 1971年、大阪・サンケイホールでの第1回米朝独演会を見て衝撃を受け、3年後に弟子入りした。「僕の落語はすべて師匠がベース」と言い切り、今回演じる「たちぎれ線香」「天狗(てんぐ)裁き」も米朝の型をきっちり受け継いできた。 さらにもう1席、修業の年季が明けて教えてもらった古典落語の代表作「饅頭(まんじゅう)こわい」も披露。「三つとも、登場人物が生き生きと出てくる噺(はなし)。師匠には及びませんが、自分なりに、自然体で演じたい」 助演は笑福亭松喬(しょきょう)「月に群雲(むらくも)」、開口一番は桂米輝「時うどん」。午後2時開演。2500円(当日3千円)。米朝事務所(06・6365・8281)。(深松真司) |
「米朝師匠の空気伝える」 桂千朝、20日独演会
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