井山裕太名人(29)に張栩九段(38)が挑戦している第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第1局は29日午前9時、封じ手が開封され、2日目が始まった。1日目に井山名人が封じた117手目は「17の十」の右辺の打ち込み。右辺の白を分断しようとする一手だった。
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両対局者は定刻数分前に続いて入室し、立会人の石田秀芳・二十四世本因坊の合図で1日目の手順を再現。井山名人が封じ手の117手目を打つと、張挑戦者は予想していたのか、すぐに次の手を打った。
対局は29日夜までに決着する見込み。(村上耕司)